10/30/2017

Who's next SUPREME

巨大投資ファンドのカーライル・グループ(CARLYLE GROUP)によるシュプリーム(SUPREME)の株式取得(株式50%:550億円)は、投資会社の目がストリートブランドにも及んでいること、また、ストリートブランドのすべてがインディペンデントに固執しているワケではないことを印象付けた。
そこで米「WWD」は、投資会社の次なるターゲットになりそうなストリートブランドを大胆予想。略歴とともに紹介する。

キス(KITH)

「キス トリーツ」のオープニングでは、限定Tシャツも発売した
 ロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)がサム・ベン・アブラハム(Sam Ben-Avraham)とともに2011年に創業したニューヨークのスニーカーショップからスタート。ロニーは8月25日、東京・渋谷にあるナノ・ユニバース ジ オークフロアー(NANO UNIVERSE THE OAK FLOOR)のテイクアウトスタンド跡地にシリアルバー「キス トリーツ(KITH TREATS)」をオープンした。
 サムはかつてセレクトショップのアトリウム(ATRIUM)を手掛け、ストリート系の合同展示会プロジェクト(PROJECT)を仕掛けた人物。現在は、同じく展示会のリバティ・フェアーズ(LIBERTY FAIRS)の立役者を務めている。

パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)

「パレス スケートボード」のロンドン店
 09年にレヴ・タンジュ(Lev Tanju)が創業したスケートブランド。現在は拠点を構えるロンドンの他、ニューヨークにもショップをオープン。スケートボードのチームを持ち、所属のスケーター、ブロンディ・マッコイ(Blondey McCoy)は、ユース世代から圧倒的な支持を誇る。彼はアーティストとしても活動する傍ら、「テムズ ロンドン(THAMES LONDON)」というブランドを手掛ける。

ノア(NOAH)

ベイクルーズとタッグを組んでオープンした裏原宿の「ノア」
 「シュプリーム」の元クリエイティブ・ディレクター、ブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien)が手掛けるニューヨークのストリートブランドはベイクルーズと契約を交わして9月、裏原宿に世界3番目の店舗をオープンした。初年度売上高目標は2億5000万円。うち、ECは8000万円を計画する。

ノー・ウェーブ(KNOW WAVE)

「ノー・ウェーブ」のホームページから。最初にアクセスするとラジオ番組が流れてくる
 「ノア」同様、「シュプリーム」卒業生のエーロン・ ボンダロフ(Aaron Bondaroff)がスタート。もともとはヒップホップメインのネットラジオだった。

リップンディップ(RIPNDIP)

「リッピンディップ」のホームページから
 アメリカ・フロリダ生まれのスケーター、ライアン・オコナー(Ryan O'Connor)が09年にロサンゼルスで創業。

アンチ ソーシャル ソーシャル クラブ(ANTI SOCIAL SOCIAL CLUB)

「アンチソーシャルソーシャルクラブ」がドーバー ストリート マーケット&「ヴァンズ」とトリプルコラボしたスニーカー。「アンチ ソーシャル ソーシャル クラブ」の公式インスタグラム(@antisocialsocialclub)から

  ニーク・ラーク(Neek Lurk)が15年に創業。ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)から「ヴァンズ(VANS)」まで、幅広いショップやブランドとコラボレーションを重ねる。
text by WWD
さあー、あなたの見通しは?


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