3/24/2016

THE PARK・ING GINZA





『THE PARK・ING GINZA』とは何か? 藤原ヒロシが語る。

 

2016 年3月26日、東京・銀座『ソニービル』の地下に、藤原ヒロシがディレクションするコンセプトショップ『THE PARK・ING GINZA』がオープンする。なぜ銀座なのか? 店名の“PARK・ING”の由来とは? 3月21日にクローズした『the POOL aoyama』に続く新プロジェクトとなるこのショップの概要や狙いを藤原ヒロシに聞いた。
Photo_Masaharu Arisaka | Edit&Text_Issey Enomoto

POOL”の次が“PARKING”の理由。
——『THE PARK・ING GINZA』のプロジェクトがスタートした経緯を教えていただけますか?
「もともとの話をすると、だいぶ前のことですが、銀座の地下駐車場にクルマを停めたとき、同じフロアになぜか中華料理屋があって。そこは地下駐車場 と直結していて、そのままお店に入れる不思議なつくり。なんでこんなところに中華料理屋があるんだろう? そんな疑問とともに強く印象に残り、その記憶がずっと頭の片隅に残っていました。
それからだいぶ経って、去年(2015年)の6月に新宿の伊勢丹で『the POOL aoyama』のポップアップショップを“POOL BAR”というテーマでやったのですが、その際にふと銀座の地下駐車場の中華料理屋のことを思い出して。『次にもしショップをやるなら、“MOTOR POOL”というテーマで、どこかの地下駐車場を舞台にしたら面白そう』といったようなことを、自分のラジオ番組で話したんです。
そうしたら、そのラジオをたまたま聴いていたソニーの人から、『銀座のソニービルの地下が空いているのですが、興味ありますか?』と連絡があって。 荒木くん(建築家の荒木信雄氏)といっしょに現地を見に行ったところ、『これは面白い物件だね』という話になり、そこからこのプロジェクトが動き始めまし た」

ロケーションは老舗フレンチの跡地。
——ソニービルと言えば、数寄屋橋交差点という超一等地に建つ、銀座のランドマーク的存在ですよね。
「聞くところによれば、今年でちょうど築50周年らしいです。でも、改めて現地を見ても、そんなに古い建物には見えませんでした」
——『THE PARK・ING GINZA』がオープンする地下3階と地下24階には、もともと何があったのですか?
「レストラン『マキシム・ド・パリ』(1966年に開店した老舗フレンチ。2015年6月に閉店)があったそうです。僕は来たことはなかったのですが」
——『the POOL aoyama』はヴィンテージマンションの屋内プールの跡地を生かしてリノヴェーションした内装が特徴でしたが、『THE PARK・ING GINZA』の内装のコンセプトは?
「名前のとおり、PARKING=駐車場がテーマです。『the POOL aoyama』のときは以前の内装を活かしましたが、今回は以前のレストランの内装をいったんゼロにしてスケルトン状態に戻したうえで、そこがもともとあ たかも駐車場だったかのような内装を施しています」



ショップのほか、伝説のカフェ復活も。
——地下3階と地下4階はそれぞれどのような構成になっているのですか?
「地下4階は、さまざまなブランドを取り揃えるショップです。ブランドは、ナイキ、retaW、デニム・バイ・ヴァンキッシュや、西山徹氏によるNO.813(ナンバーエイトワンスリー)など。常設のものもあれば一定期間で入れ替わるものもあります。
そして地下3階は、『カフェ・ド・ロペ』と『ボンジュールレコード』です。『カフェ・ド・ロペ』は1970年代、原宿にあった時代に、僕はよくお茶 をしていました。今回改めてオープンするにあたって、当時の面影を残すことを意識して設計してもらいました。当時を知る人は懐かしさを感じると思います」



インタビューはオープン準備中の『カフェ・ド・ロペ』で行われた。
——それにしても、銀座というロケーションは意外な感じがしました。ヒロシさんにとって銀座はどういう街ですか?
「昔から変わらない老舗がたくさんありながら、新しいものがどんどん生まれる、面白い街だと思います。そしてソニービルには、かつて『ソニープラ ザ』があって、当時は海外の雑貨やお菓子など、そこでしか買えないものも少なくなかった。『THE PARK・ING GINZA』も、そこでしか買えないものがたくさん揃っていると思うので、ぜひ遊びに来てください」
なお、2016年4月2日より、『Ring of Colour』がキュレーションするテレビ番組『トーキョー・コーリング – TOKYO CALLING -』がスタート。そちらでも『THE PARK・ING GINZA』の全貌をさまざまな角度から追っていく。詳細は後日公開予定。乞うご期待。

TEXT BY Ring of Colour


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